An ordinary engineer in SF

英語が喋れないごく普通のエンジニアが渡米したらどうなるのかという話

渡米近況

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色々あって運良く海外で働くチャンスに恵まれ、渡米して1ヶ月が経った。なんとかやっていってる。 家にインターネットを得て、サンフランシスコでの生活にも少しだけ慣れてきたので、見送ってくれた人たちに向けてなんか書くことにした。

この1ヶ月は色々あって非常にウケてる。飽きない。

行きの飛行機では外国人が僕の席に平然とした顔で座ってて、いきなり英語を喋るチャンスに恵まれて最高だった。どうもその奥にいた日本人の女の子二人組が一列席を間違ってたらしい。なぜ何も言わずに僕の席に真顔で座ってたのか謎だったけど、これが自由の国の為せる技なのかもしれないと思うといい話に思えた。

飛行機が無事到着したと思ったら今度は入国審査に凄い行列ができていて、一番最後になってしまい、入国審査を終えるとグルグル回ってるはずの荷物がどこにもなく、職員っぽい人に聞いたらなんか怒られた。どうやら東京から来たんだけどって言ったのがまずくて、東京じゃなくて羽田じゃないのかって言ってあっちって指差してくれた方向にポツンと放置されてた。業務も終わりに差し掛かっている中、怒りながらも教えてくれるとはさすが国土が広いだけあって心も広い。

次の日からは出発前から散々飲み会でネタにされていた家が決まってないのに予算の関係でホテルを3日間しか取れてない問題を早期に解決すべく、色々住む場所を見て回った。1日目は夜に飛行機が着く関係で全く動けなかったので、2日目から動いたわけだけど、これだけはボスに頼りっぱなしだった。2日目に何件か回り、その日の夕方には明日契約するって連絡を不動産に入れた。ボスが色々と手続きを手伝ってくれたおかげで、4日目のホテルの予約を追加して、5日目からは雨風を防げる我が家を手に入れた。ホテルはマリファナらしい香りが漂ってたし、決まってホッとした。家決まらずカムバック飲み会の用意してた各位すまんな。

家の契約などを色々やってる間に社外取締役と会う機会があって、テスラに乗せてもらった。アーユーレディ?とか言い出したと思ったら、高速に乗ると同時にすごい加速をしてて、ノリが欧米だなと思ったけど、ここはアメリカだったと再認識させてもらった。その人はすごくいい人で、どんな小さなことでもいいから助けが必要なら何でも連絡してくれって何度も言ってくれた。まさにナイスガイだった。

4日目は家も決めて何もやることがない、というか日曜で銀行とか空いてなくて何もできなかったので、オフィスに行ってみた。日曜だからかセキュリティのおじさんに呼び止められて、名前は何だ?って聞かれたけど、最初何言ってるかわからなかった。What's your name?が聞き取れないなどと誰が思うだろうか、いや(ry という話だけどマジで聞き取れなかったので、英語の先生に言われたあまりにレベルが低いという言葉を思い出しながら名前を伝えると、今度はおじさんのターンで僕の名前が難しかったらしく、テェゥWhat?みたいなのを繰り返した結果、おじさんは聞き取って名前書くの諦めて行っていいよって言ってくれた。筋肉あったし、なんかあったら筋肉で止めるから問題ないってことだと思う。

とまあ最初の1週間はこんな感じで終わったのだけど、今思い返しても面白い。 他にも面白いなと思うことがまだあるんだけど、長くなってきたし、近況でもないけどよしとする。

とにかく元気でやってます。